歴史

北岑山勝明寺

集落の西山を背に北岑山勝明寺があり、曹洞宗の禅寺である。
明石城主松平忠国が寺地を寄道したとのお墨付きがあり慶安四年(1651)の創建となっている。
観音堂を設け、聖観音菩蕯を本尊とする。明石群三十三箇所礼所〔貞享二年(1658)より開始〕の
十四番礼所として揚げられている。

昭和の初期(国道一七五号線がまだ無かったころ)にhが四月が来ると、寺は幟や吹き流しを立て、
村の念仏衆の年寄りが出て、賑やかに湯茶の接待の準備の準備をして待った。
平野橋の方から寺へ通じる土手を、遍路姿の巡礼衆が三々五々に行き来する長閑で楽しげに見える 風景があった。

北岑山勝明寺

またお盆の十七日の夜は、村の女子青年を中心に女児達も加えて、寺の境内で盆踊りが行われた。
真中に高い櫓を組んで、村の声自慢が語る明石音頭や吉川音頭を聞きながら、輪になって踊った。

終戦後は復活していたが、何時の頃からか姿を消してしまった。
尚、明石西国八十八カ所の九番礼所でもある。


概要

住所
兵庫県神戸市西区平野町西戸田818
アクセス
明石駅よりバス「西戸田上」下車
電話
078-961-0646
ファックス
078-961-2712